VIDEOTAPEMUSICによる韓国音楽プレイリスト「Night in Hongik」

ライブで初のソウル訪問を果たしたVIDEOTAPEMUSICが、多くの時間を過ごしたユースカルチャーの街「弘大(ホンデ)」。弘益(ホンギク=Hongik)大学が位置するためそれを略して「弘大」と呼ばれるこの街の若々しさと雑多さ、そして「私たちは最新を更新し続けている」という自信に満ちた雰囲気を、プレイリストに詰め込んでいただいた。

VIDEOTAPEMUSICからのコメント
韓国の滞在中に弘大の街中などで出会った曲も織り交ぜながら、インディーロックからヒップホップ、Yoonkee kimのようなオリジナルすぎるアーティストまで、いわゆるK-POPだけではない現代の韓国に溢れる多様な音楽の熱をそのまま感じられるように、ジャンルを問わず選曲しました。また、「Night in Hongik」とは銘打っていますが、弘大のアーティストには特に縛らず、むしろ土地感やそこに持っていた先入観も消滅するようなメロウなムードで全体を統一しています。ジャンルも国境も越えて溢れるムードを感じてください!




1. Borrowed Tongue / Lee Minhwee
韓国のアバンギャルドな2ピースバンド「ムキムキマンマンス」のメンバーのソロ。バンド時代からは一転し、とても幽玄で美しいフォーク。韓国滞在3日目に行った「Cosmos Wholesale」にこのLPが売っていたことを後から知って、買ってくればよかったと後悔しながらデータで買って聴いてます。

2. Lemonade / Jaeney
真冬のソウルから遠く離れて、真夏のビーチサイドまで連れて行ってくれる韓国メロウソウル。ラムネ菓子みたいな色彩のMVも美しいので興味ある方は是非。

3. New Youth / Se So Neon
今、韓国国内でとても注目を集めているバンドのSe So Neon。時に少年のようにも聴こえる中性的な響きを持ったボーカル&ギターのSO YOONの声に、なんとも言えない曖昧な美しさを感じます。アラバマ・シェイクスを彷彿とさせる男気溢れるロックな曲もあれば、これみたいなメロウな曲も良いです。来日公演を待ってます!

4. 2Beer / Kisum
「明日は5時起きだから2次会は行けないよー」って歌っているようです。おそらく。Kisumは韓国のイマドキの女の子の等身大って感じがしてすごく好きです。缶ビール2本分のほろ酔い気分で踊るマイ韓国HIPHOPクラシック。真夏のソウルは日本以上に蒸し暑いそうですが、ホンデの夏の夜は若者たちがそこらじゅうの路上でビール飲んでいるとのこと。冒頭の雑踏の音から、そんな光景を勝手に想像します。

5. Don’t be shy (Feat. ChoA , IRON) / PRIMARY
韓国の人気プロデューサーPRIMARYによる最高のレゲエチューン。大好き。アイドルグループAOAの元メンバーのChoAとラッパーのIRONが参加している。

6. Cigarette (Feat. Tablo & MISO) / offonoff
ボーカルとプロデューサーで構成される人気の韓国R&Bユニットoffonoff。この曲が収録されているアルバム「boy.」も音数も少なくてメロウなR&Bが中心で愛聴しております。

7. NOW / Neon Bunny
韓国語と英語を織り交ぜつつ、さらに突如日本語の電車のアナウンスと日本語の歌詞が飛び出るので、時空が歪むし、国境の境目も曖昧になる気がします。もはや、どこの国の音楽を聴いているのかがわからなくなるけど、その感覚はとても今っぽい。

8. We Are / Woo Won Jae
韓国の人気番組「SHOW ME THE MONEY」から登場した若手ラッパー。弘大の路上で踊っている若者たちがこの曲をかけていたのをShazamして知りました。踊っている子たちは10代くらいだと思うけど、みんなおしゃれですごい熱気だった。あの光景が蘇ってくる。いつも何気ない街の景色が新しい音楽への興味を掻き立ててくれる。

9. 데려가 (Feat. Beenzino) / Supreme Team
同じく弘大の路上でかかってた曲をShazamしたシリーズ。現在は活動休止中の2人組のヒップホップグループSupreme Teamの2010年の曲。ラッパーのBeenzinoがフィーチャーされている。

10.Installation the ladder/ Yoonkee Kim
韓国のリーペリー的な2004年の名作「ASIAN ZOMBIE」から、頭のネジが緩んだLo-Fiフォークな最新作「エンターテイメント・ランボー」まで、常に変化し続ける韓国の鬼才Yoonkee Kim。こちらは2017年リリースの「New Chocolate」収録のLo-Fi インストヒップホップ。

11. Orange / 리짓군즈
メロウなトラックに、エモすぎるエレキギターのソロが絡みついて、完全にオレンジ色の夕日が見える。なんてラップしているのか言葉はわからないけど、このムードは万国共通。

12. 枕と天井 / Parasol
空中キャンプでのライブも最高だったParasol!3ピースバンドならではの隙間のあるアンサンブルも絶妙で、ライブもとても良かったです。特にこの曲がすごく好きです。

13. 때로는 그대가 / Pipi band
90年代から活躍するバンド。最初に聴いた時は韓国のチボマット的な印象を受けましたが、こんなレゲエナンバーもあります。このレイドバック感は自分が訪れた1月の氷点下のソウルの景色とは程遠い所にあるけど、それもエキゾチック。


インディーの聖地・弘大(ホンデ)を歩いて—— VIDEOTAPEMUSICの韓国・ソウル公演日記(前編)
言い切るのではなく、無数のレイヤーを感じること——VIDEOTAPEMUSICの韓国・ソウル公演日記(後編)


写真=中野 由佳

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